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京都府

きょうと山科校

京都市山科区厨子奥若林町60ー1松本ビル2階

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075-644-4355

開講時間:16:00~22:00

2021年11月30日 23:07

ある受験生のストーリー



こんにちは。s-Liveきょうと山科校です。

12月に入り、受験生はここから志望校に向けて最後の仕上げが始まりますね。

志望校の最終決定、そして過去問演習や苦手克服。
本番で一点でも多く取るため、そして志望校の合格に向かってがんばるあなたを
s-Liveきょうと山科校は援しています。

そんな頑張るあなたに、「ほんの少しでも勇気がでたら良いな」的な
そんな話を今日はしたいです。

長いので、適当に読んでください。


この話はかれこれ6年ほど前、
s-Liveきょうと山科校がまだ開校する前の話です。

当時はまだ別の塾で仕事をしていました。
その時に担当していた生徒の中に、
ある中3の女の子がいました。
その子をSさんと呼ぶことにします。

Sさんはとても明るい女の子でした。
中学では部活動を積極的に頑張っていたのですが、
受験勉強をスタートするのがちょっと遅れたため、
勉強面では少々苦戦がちでした。

模試の結果も目標にとどかず、
担任の先生には面談で、
志望校の考えなおしをすすめられていました。

しかし、Sさんにはどうしても行きたい高校があり、
あきらめることができませんでした。

そして、
Sさんはその高校を受験することを決意します。


彼女が選んだのはある女子高でした。
その女子高にはいくつかコースがありました。
その中でもいわゆる普通コースであれば、
合格の見込みはありました。

しかし彼女が選んだのは、
さらに上の特進コースでした。

「合格するかどうかはわからないけど、
あとで後悔だけはしたくない」

そこからはSさんは覚悟を決めて、
本当に一生懸命勉強をしていました。
かなりの量の宿題も出していましたが、
泣き言も言わずにやってきていました。
(時どき文句を言われたりもしましたが・・・)


そして運命の合格発表の日。

合格です。
Sさんが希望した特進コースでの合格でした。

ただそれだけだったら
「まあよくある話だな」
で終わるでしょう。

しかし、この話はここで終わりません。


Sさんがゲットしたのは・・・

「授業料全額免除」での合格!

なんとSさん、
当日の試験結果がかなり優秀だったため
特別奨学生に選ばれたのでした。

めでたし めでたし
・・・で終わりません!

この話はさらにさらに続きがあります。

実は、Sさんの第1志望は
この女子高ではありませんでした。

※一応弁解しておきます。
Sさんが合格したこの女子高が第1志望と、
わたしは一言も述べておりません。(^^


Sさんの第1志望は公立高校にありました。
(理由はお姉ちゃんと同じ制服を着たかったから)

Sさんは特別奨学生としての申し出を断り、
公立高校の受験に向けて最後のスパートに入ります。
(奨学生の条件として、その高校への入学を決める必要があったためです)


まずは公立高校の前期選抜に挑みます。

結果は、
不合格でした。

Sさんの第1志望であるその公立高校は、競争率4倍以上の人気校でした。
合格するにはかなりの高得点が必要でした。

「わたし、本当に合格できるかどうか自信がなくなってきた。
中期選抜まであと2週間なのに・・・。」

さすがのSさんもこの結果に心がくじけそうになります。

その時の面談で、Sさんは涙を流して不安な気持ちを話していました。
いつも明るくがんばっているSさんが涙を流したのはあとにも先にもこれが初めてでした。

そこでわたしは、Sさんに笑顔で、
こう言いました。

「Sさん、思い出して。
Sさんは合格すら厳しいと思われたあの高校、
合格したよね。
しかもただ合格するどころか
奨学生として合格したよね。」
「Sさんはすごく努力して、
自分でも予想しなかった結果を出せたわけだよね。」
「それを考えたら、今度もやれそうじゃない?」

Sさんはキョトンとした目でわたしをみて、
「なんかやれそうな気、してきた。」
と答え、いつもの笑顔にもどりました。

そこからはSさんの行動は早かったです。
残りの2週間、何度かくじけそうにもなっていましたが、
「わたしはやれる!」と言ってはがんばっていました。

そして、合格発表の日。

もう言わなくてもわかるかと思います。

合格でした。

合格したことを伝えに来てくれたときの
本当にウキウキとしたSさんの顔を今でも覚えています。

あきらめずにがんばり続けたSさんに、
わたしは今でも尊敬の気持ちを持っています。


努力すれば必ず志望校に合格する

これは絶対ではありません。
当日に体調を崩したり、緊張して実力を発揮できず、
残念な結果になった方もいます。

しかし、これだけは言えます。

良い結果を手に入れた人は、
あきらめずにがんばっていた。

だからこれから受験にのぞむ皆さんには、
自分を信じてがんばってほしいのです。

高校入試が始まるまであと2ヶ月となりました。

しんどい、不安、焦り、いっぱいあると思います。
それでも、一歩でも、1㎝でも、1㎜でも
前に進み続けてください。

いまあなたが伸ばしたその手の先の、
さらに1㎜先に届きたい目標があるかもしれない。

冬のあとには、必ず春がやってきます。

みなさんに良い春が訪れることを願っています。

がんばれ、すべての受験生!

ありがとうございました。

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